安心安全の取り組み2023年12月01日(金)

子どもの権利を守る適切な関わりについて配信を行いました

全国で24時間スマホで呼べるベビーシッター・家事代行サービス「キッズライン」を運営する株式会社キッズラインでは、すべての皆様が安心安全にご利用いただくために、様々な取り組みを行なっております。

こども家庭庁は「秋のこどもまんなか月間」の取組の一つとして、11月をオレンジリボン・児童虐待防止推進キャンペーンと定めています。
キッズラインでは、この期間に「子どもの権利擁護」について改めて振り返りを行い、ベビーシッターとして子どもの権利を守る適切な関わりを持っていただけるよう、サポーター様向けに配信を行いました。
今回はその配信内容をご紹介させていただきます。

1. 子どもが持っている4つの権利

2. 子どもの権利を守る適切な関わり

3. 「人権擁護のためのセルフチェックリスト」の活用

4. 児童虐待かなと思ったら

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1. 子どもが持っている4つの権利
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平成28年の児童福祉法の改正により、明確化された全ての子どもが持っている4つの権利をご紹介いたしました。

【子どもが持っている4つの権利】

■ たたかれたり ひどいことを言われない
■ 元気に・健康に毎日を過ごして成長する
■ 保護者の人から育てられる 守ってもらえる
■ 自分の意見を言う 話を聞いてもらえる

▼こども家庭庁「しつけ? 体罰? これってどっち??」
https://kodomoshien.cfa.go.jp/no-gyakutai/no-taibatsu/

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2. 子どもの権利を守る適切な関わり
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1対1でお子様一人一人と密接に関わる時間が多いベビーシッター保育。
子どもの権利を侵害する不適切な保育がないか、また逆に、見守りと称して子どもを放置するような保育を行っていないかセルフチェックをしていただくようにご案内しました。

【チェック内容】

1) 子ども一人ひとりの人格を尊重しないかかわりになっていないか
2) 物事を強要するようなかかわり・脅迫的な言葉がけをしていないか
3) 罰を与える・乱暴なかかわりをしていないか
4) 一人ひとりの子どもの育ちや家庭環境を考慮しないかかわりをしていないか
5) 差別的なかかわりをしていないか

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3. 「人権擁護のためのセルフチェックリスト」の活用
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全国保育士会が作成する「保育所・認定こども園等における人権擁護のためのセルフチェックリスト」をご紹介し、無意識のうちに不適切なかかわりを行っていないか、自らの保育を常日頃からセルフチェックしていただけるように、チェックリストをご紹介させていただきました。

▼保育所・認定こども園等における人権擁護のためのセルフチェックリスト(全国保育士会)
https://www.z-hoikushikai.com/about/siryobox/book/checklist.pdf

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4. 児童虐待かなと思ったら
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サポート先のご家庭で少しでも虐待の可能性を感じたら、お子様、保護者様の様子を確認し、下記に当てはまる場合は児童相談所虐待対応ダイヤル「189」に情報提供や相談をいただくようご案内をしました。

【お子様の様子】

・不自然な怪我やあざがある
・気力がない、表情が乏しく活気がない
・態度が怯えていたり、保護者を避けようとしたりする。保護者と二人きりになりたくないそぶりがある
・ひどく落ち着きがなく乱暴、情緒不安定、過度に緊張し視線が合わない

【保護者様の様子】

・地域などと交流がなく、孤立している。支援に拒否的である
・子どもの養育に関して拒否的、無関心である
・年齢不相応な養育(しつけ)を正当化する
・気分の変動が激しく、子どもや他人にかんしゃくを爆発させる

参考:こども家庭庁「児童相談所 虐待対応ダイヤル「189」 | 児童虐待防止推進特設サイト」
https://kodomoshien.cfa.go.jp/no-gyakutai/

キッズラインでは引き続き、安心安全に努めてまいります。

■本件に関するお問い合わせ
https://kidsline.me/service/inquiry

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