雨の日の保育園送迎は、大変ですよね。どんな移動手段を選ぶかによって、送迎の大変さは多少変わってきます。今回は332人のママパパの声から、雨の日の送迎を楽にする対策を紹介します。快適に送迎できるアイデアや工夫を参考にしてみてください。

雨の日の保育園送迎はここが大変!ママパパの声


雨の日の送迎風景
雨の日の送迎がツラいと感じているのはあなただけではありません。今回行った332人のママパパのアンケートからも、「雨の日の保育園送迎がツラい!」という声が多く聞かれました。多くの方がどんな苦労をしているのか、いくつかのパターンに分けて紹介します。

●雨の日の保育園送迎:徒歩の場合

●徒歩で登園しています。雨の日は子どもが長靴を喜んで、すべての水たまりで立ち止まってちゃぷちゃぷしようとするので、片道の所要時間がいつもの倍かかります......。(30代女性/東京都/子ども2人)
●雨の日は徒歩で荷物を抱えての送迎のため、私は全身濡れてとても大変でした。できるだけ子どもに声をかけ、話しながら親子共々気持ちが落ち込まないようにしました。(30代女性/神奈川県/子ども1人)
●子どもがベビーカーのレインカバーを拒否するのでびしょ濡れになって困ります。水たまりもあえて踏み込んでいくので靴が大変なことに。ベビーカーと押してる人が一緒に入れる形の傘を誰か作ってください。(30代女性/東京都/子ども2人)
●保育園までは片道徒歩25分。雪の日はタクシーが捕まらず、ベビーカーも使えず……。1歳半で12キロあるわが子を抱っこ紐で抱え、暗い夜道を足元が悪い中、歩いて帰ったのは辛かったです。(30代女性/千葉県/子ども1人)


雨や雪の日は移動手段が限られ、徒歩で送迎する方も多いようです。荷物と子どもを抱えて傘もさすとなると、本当に大変ですよね。

●雨の日の保育園送迎:自転車の場合

●雨の日は地獄……。カバーをかぶせて自転車に乗るから子どもは濡れないけど、大人はレインコートを着ても濡れてしまいます。(40代女性/東京都/子ども1人)
●私自身が小柄なため、自転車の前側座席に座らせた子どものレインカバーが大きくて前が見えにくく、運転しづらく危なかった。(30代女性/兵庫県/子ども3人)
●雨の日に自転車で送迎していたら、転倒して救急車で運ばれました。(30代女性/大阪府/子ども3人)


雨の日の自転車での送迎は、視界が悪く転倒などの危険もあります。くれぐれも注意が必要です。

●雨の日の保育園送迎:バスや電車の場合

●保育園は3駅先。いつもは自転車で大雨のときだけ電車に乗ることにしていますが、電車は朝のラッシュで、電車とホームの隙間に子どもが落ちないかといつもヒヤヒヤでした。(50代女性/東京都/子ども1人)
●保育園まで離れていたので、毎日バスを使っていました。雨の日は満員で、子どもが騒がないか必要以上に子どもに注意してしまい、辛かった。(30代女性/神奈川県/子ども2人)
●毎日電車で保育園送迎をしています。雨の日はダイヤの乱れがあったり、雨カバーが邪魔でベビーカーで乗車しづらいです。エレベーターも混み合うので余計に時間がかかります。(30代女性/埼玉県/子ども1人)
●入園できたのが家から遠い認可保育園。雨の日は自転車に乗れず、子どもを2人連れて電車の乗り換えをして、その後徒歩で向かうのが大変だった。(40代女性/神奈川県/子ども3人)


雨の日は普段よりもバスや電車を使う人が増えるため、混雑が大変です。子どもだけでなく周囲への気配りにより、出勤前から疲れ果ててしまいますね。

●雨の日の保育園送迎:車やタクシーの場合

●雨の日はタクシーが全然つかまりません。車なら楽と思いきや、そんなに甘くない……。(40代女性/埼玉県/子ども1人)
●雨の日は自転車送迎ができないためタクシーを利用しているが、お金がかかるため大変です。(30代女性/東京都/子ども2人)
●ひどい雨の時は車で送迎しているが、保育園に駐車場がないので、少し離れたコインパーキングに駐車しなければいけない。(40代女性/東京都/子ども3人)
●保育園の駐車場は少し歩く距離にあるので、結局ずぶ濡れになる。(30代女性/兵庫県/子ども3人)


雨の日の送迎方法で便利なのはやはり車です。しかしタクシーを呼ぶとなると金銭的な負担がありますし、自家用車でも大変なことがあるようです。

このように、雨の日の保育園送迎はあなただけではなく、同じ悩みを持つママパパがたくさんいます。皆さん「ツラい!」と感じながらも、なんとか乗り越えている方が多いようです。

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〈雨の日の保育園送迎〉ママパパに聞いた送迎時の工夫


雨の日の保育園送迎は、濡れたり滑ったり、風邪をひいたりするリスクも高まります。そこで、アンケートに回答した332人のママパパたちが実践している「雨の日の保育園送迎で工夫していること」について紹介します。自分にあった送迎の工夫を取り入れてみてはいかがでしょうか?

■スケジュールの工夫


☑ 保育園は車での登園禁止のため、夫に車で保育園の近くまで送ってもらい、少しだけ歩いて登園。また保育園から少し離れた場所でピックアップしてもらい、私は自宅に戻り一度着替えて出社(30代女性/神奈川県/子ども1人)

☑ 2人目出産後に赤ちゃんを抱いて、保育園のお迎えに行くのは大変。嵐や雪の予報が出たときは、予定のお迎え時間をずらしたり、母や夫にお迎えを代わってもらいました(30代女性/千葉県/子ども2人)

☑ 雨や雪の日は休む、またはタクシーを使って送迎する(30代女性/栃木県/子ども1人)


■服装やアイテムの工夫


☑ 雨の日はとにかく行くのが大変でしたが、お気に入りのレインコートを買ったりして頑張りました(30代女性/東京都/子ども2人)

☑ 濡れても良い格好で登園する(30代女性/福岡県/子ども1人)

☑ 雨の日はびしょ濡れ確定なのでタオル持参、着替え多め。傘は大きいものを使い、傘をさす子どもの上から大人の傘をさすようにしている。車の乗り降りは車に傷がつくのを覚悟で、車の扉に傘を引っ掛けている(40代女性/佐賀県/子ども3人)

☑ 雨の日は長靴にすると子どものテンションが上がるので、助かってます(30代女性/広島県/子ども2人)


雨の日の送迎は一筋縄ではいきません。ママパパの涙ぐましい工夫には、思わずエールを送りたくなります。

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〈雨の日の保育園送迎〉移動手段別のメリット・デメリットと注意点


自転車
それでは、どんな送迎方法が一番よいのでしょうか?ここでは雨の日の自宅からの移動手段別に、送迎時のメリットとデメリット、さらに送迎する際の注意点についてまとめました。紹介する情報をもとに、それぞれの状況に合わせて一番よい移動手段を検討してみましょう。

【雨の日の手段1】抱っこ紐での徒歩送迎


子どもが小さい間は、抱っこ紐が楽という方も多いのではないでしょうか。子どもを抱っこ紐で抱え、抱っこ紐の上からレインコートをかぶり、傘と長靴を使用すると濡れる箇所が少なくて済みます。しかし、夏は熱中症に注意が必要です。
抱っこ紐での送迎

【雨の日の手段2】親子とも徒歩での送迎


いつもは自転車送迎でも、雨の日の送迎は徒歩に切り替えているママパパは多いようです。安全面や金銭面を考えると、徒歩送迎はメリットがありますね。
徒歩での送迎

【雨の日の手段3】ベビーカーでの送迎


ベビーカーの場合は、ベビーカー全体が濡れないようにする工夫と、送迎の経路を考える際に、段差や坂道などに注意しなければいけません。
ベビーカーでの送迎

【雨の日の手段4】自転車での送迎


雨の日に自転車で送迎する場合は、安全面の配慮が必要です。雨の日は道路が滑りやすく、自動車の運転手も視界が悪く、自転車の事故が起こりやすいためです。できれば雨の日の自転車送迎は控えたいですが、難しい場合はくれぐれも気を付けて送迎しましょう。
自転車での送迎

【雨の日の手段5】車での送迎


車での送迎が一番、濡れる心配をしなくてすむでしょう。しかし、駐車場の問題や、費用面でのデメリットもあるので、カーシェアなどで費用を抑えながら利用することも視野に入れてみてはいかがでしょうか。
車での送迎

【雨の日の手段6】タクシーでの送迎


自家用車と同様、タクシーは、ママパパも子どもも濡れる心配が少ない点がメリットです。しかし、費用面は気になりますね。雨の日はタクシーがなかなかつかまらない可能性も高くなります。タクシーの予約アプリなどを利用して、できるだけスムーズに送迎できるよう工夫しましょう。
タクシー送迎

以上、雨の日の保育園送迎の移動手段別のメリットデメリット、そして注意点をまとめました。雨の日の送迎は大変ですが、メリットデメリットを把握し、ママパパに合った送迎方法を見つけたいですね。

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〈雨の日の保育園送迎〉事前にできる5つの対応策


傘の女の子
雨の日であっても保育園送迎は休めません。そこで雨の日の朝を迎えて焦る前に、事前にできる対策を5つご紹介します。いずれも万全の策ではないかもしれませんが、できることをやっておくことで、ママパパの心の余裕にもつながります。ぜひ参考にしてみてください。

【対策1】天気予報をチェックして仕事を前倒しする


雨の日は、朝の送迎に時間がかかることが予想されます。そのため、できれば前日に天気予報をチェックして仕事を前倒ししたり、雨の日の朝の会議やタスクを分散しておくと安心です。そうすることで、送迎時に子どもがぐずったり、渋滞やラッシュに巻き込まれてもイライラすることが少なくなります。

【対策2】タクシー予約アプリを複数入れておく


ママパパのアンケートにもコメントがありましたが、雨の日はタクシーがつかまりにくいことがあります。その対策として、タクシー予約アプリを複数インストールしておくとよいでしょう。タクシー予約アプリなら、空車の確認や予約が簡単にできます。複数のアプリを使えば、タクシーがつかまる可能性が高まります。タクシーがつかまらなかったらどうしようという不安が減り、子どもと笑顔で雨の日を過ごすことができるでしょう。

【対策3】カーシェアを予約しておく


雨の日は、自家用車があればとても便利!しかし、自家用車は、駐車場代や維持費の問題があります。送迎のために車が必要な場合は、カーシェアを利用するとよいでしょう。カーシェアなら、必要な時間だけ車を借りられるため経済的です。また、予約すれば、当日に慌てることもありません。雨の日でも、快適な送迎時間を過ごせるでしょう。

【対策4】午前休や遅刻を事前申請する


雨の日は、子どもにレインコートを着せたり、自転車での送迎を徒歩に切り替えなければいけなかったり......どうしても送迎に時間がかかります。そのため、仕事の都合がつくなら、午前休や遅刻を事前に申請しておくとよいでしょう。事前に申請したほうが突然遅刻するよりも職場への負担が少なくできます。遅刻とまではいかなくても「明日の朝は少し出勤が遅くなります」と上司に声かけしておくだけでも、心象が変わってきます。

【対策5】朝の送迎をベビーシッターに定期依頼する


送迎を毎日ママとパパで手分けして行うのは、天気に関係なく大変な作業です。保育園送迎が大変と感じている方は、週のうち何日かの朝の保育園送迎をベビーシッターに任せることを考えてみるのも手です。
雨の日の送迎だけを頼むというのは調整が難しいかもしれませんが、週に2~3回はベビーシッターに朝迎えに来てもらい、園まで送ってもらうスケジュールを組むことで、全体的に「送迎」の負担がぐっと減らせます。
子どももママパパだと甘えが出て登園を渋ることもありますが、お気に入りの先生が迎えに来てくれると、楽しく登園することができるというメリットもあります。

共働きで仕事が理由のベビーシッター利用の場合、「企業型ベビーシッター割引券」が1家庭当たり月24枚(1枚2200円)まで使えますので、送迎1時間の利用(※)であれば、大きな費用負担なく頼むことができます。
※企業型ベビーシッター割引券は、一部に自宅保育が含まれる場合に限りご利用できます

【最新版】企業型ベビーシッター割引券の内容と導入方法

雨の日の送迎はとても大変ですが、事前に準備しておくことで少しでもストレスなく乗り切りたいですね。職場や仕事内容によっては難しいものもありますが、ママパパに合った対策を試してみてください。

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保育園送迎はベビーシッターに依頼するのも手


ベビーシッター
今回は雨の日の保育園送迎が楽になる対策をお伝えしました。その1つとして、保育園の送迎をベビーシッターに依頼するという方法もあります。
ベビーシッターによる送迎は、雨の日だけでなく、朝夕の甘えやぐずりが減って、家族が笑顔で一日を過ごせるメリットもあります。また、企業型ベビーシッター割引券等の助成を利用すれば、金銭的な負担も少なくて済みます。
キッズラインには、保育園送迎を頼めるベビーシッターが多数在籍しています。検索条件の中から「送迎対応」にチェックを入れて探してみてはいかがでしょうか?保育園送迎を工夫して、少しでもママパパに余裕が生まれることを願っています。

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■ 調査概要
・調査期間:2023年3月7日~12日
・調査対象:キッズライン会員332名
・調査方法:インターネット調査


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