家の中で過ごす時間が長いリビングは、どうしても子どものおもちゃや書類などものであふれて散らかってしまいがちですよね。リビングを整理して使い勝手をよくしたい!でも実際どこから片付けていいかわからない...!という人も多いはず。

そこでこの記事では、家事サポーターとして活躍する徳永いずみさんに監修していただき、プロの目線からリビングを片付けるコツと収納術をわかりやすくご紹介します。ぜひリビングの片付けの参考にしてみてくださいね。

リビングが片付かない3つの理由

リビングをすっきりさせるために、まずは片付かない理由を見ていきましょう。理由がわかると、おのずとやるべきことが見えてくるはずです。

理由①:家族全員が使用するものが混在している

リビングは家の中心的な場所なので、家族全員が共通で使うものはもちろん、個人で使用するものも置いてあります。そのため、仕分けがしづらかったり、誰が片付けるべきか曖昧になってしまうため、放置されてしまうことが多いのです。

理由②:エリアごとに目的が明確化されていない

リビングはテレビを見てくつろいだり、勉強や仕事をしたり、ストレッチをしたりなどさまざまなことをする場所です。そのため、ゾーニング(目的ごとに区分けすること)ができていないことも片付かない理由のひとつです。

理由③:ものが多い場所なのに収納場所が少ない

リビングは、理由①でも説明したとおり、個人のものと家族全員が使用するものが混在していてものが多い場所です。ですが、ソファーやテレビ台など大型家具・家電が置かれており、収納するスペースが少ないのも事実。そのため、置く場所がなく床やダイニングテーブルにものを置いてしまい散らかってしまうのです。

どこからやるべき?リビングを片付ける5ステップ

ダンボールをもつ女性
片付かない理由がわかったところで、早速片付けに入っていきましょう。この記事ではわかりやすく5ステップに分けて片付ける方法をご説明します。

ステップ①リビングにあるものを全部出す

リビングにあるものを一度全部出してみましょう。総量がわかることがとても大事です。総量が把握できるとどれだけのものを片付けなければいけないのかがわかりますし、可視化することでモチベーションアップにもつながります。

ステップ②「要」「不要」で分け、不要なものは処分する

全部出したら、次は「要」「不要」に分けましょう。例えばチラシなど、その時には一時的に置いたつもりでも、忘れてしまいなぜかずっと置いてあるものもあるはずです。不要なものはためらわずに処分しましょう。

ステップ③必要なものを家族全員が使うもの、個人が使うもの(人別)に仕分ける

必要なものだけが残ったところで、次は「家族全員が使うもの」「個人が使うもの」に分けます。この仕分けをすることで、リビングに置くべきものとそうでないものが明確化されます。

ステップ④なんとなくリビングに持ち込まれているものは、元の場所に戻す

ステップ③で「個人が使うもの」をひとつずつ見ていくと、リビングに置く必要のないものが見つかるはずです。なんとなくリビングに持ち込まれていたものは、自分の部屋や寝室など本来あるべき場所に戻しましょう。

ステップ⑤リビングで使用するものは、使用頻度に合わせて場所を決め収納する

ステップ④が終わると、リビングに置いておくべき「家族全員が使うもの」と「個人のもの」が残ります。そこで、使用頻度に合わせて収納場所を決めましょう。その際、家族共有のもの(文具、体温計、爪切りなど)を置く場所と個人のもの(○○の引き出し)を置く場所を用意するのがおすすめです。個人のものを置く場所は、1人1つ収納場所があるのがベストです。家族の人数分、引き出しを用意するなども良いですね。

★片付けのポイント


リビングにないと困るものから|収納家具などがたくさんあると散らかって見えてしまう原因になるので、できるだけ備え付けの収納や最低限の収納用品でおさまる量(必ずリビングにないと困るもの)から優先して収納を考えましょう。
要不要を判断してから|片付けと聞くと、収納ケースを購入することから始めたくなりますが、まずは要不要を判断した後、必要な数の収納ケースを購入しましょう。その際、お気に入りの収納ケースを購入すると収納のモチベーションがあがるのでおすすめです。
グルーピング|「アイロンセット」「文房具セット」のようにグルーピングしましょう。
隠す収納|見せる収納は難易度が高いので、片付けが苦手な方は隠す収納をメインで考えましょう。飾る収納は1割程度で考えるのがおすすめです。


リビングを簡単に片付けるコツはゾーニング

リビングを片付けるコツは2つあります。①場所ごとにゾーニング(目的ごとに区分けすること)することと、②「とりあえずbox」を用意することがおすすめです。

①場所ごとにゾーニングする

■リビング
基本的にはくつろぐ場所なので、アロマをたいてリラックスしたり、お風呂上がりにストレッチやマッサージをしたりするので、その際に使うグッズを置いてみましょう。

■ダイニング
ダイニングは食事が中心ですが、PC作業や宿題などをする場合も多いと思います。PCやペンなども近くに配置すると動線としてもよいでしょう。

■テレビ
テレビの周りにはDVDやゲーム機など関連アイテムをまとめるのがおすすめです。そうすることで、紛失も防げ、使いたいときにスムーズに取り出せるでしょう。

②「とりあえずbox」を用意する

リビングが片付かない1番の理由は、時間がなかったり、収納場所がわからなかったりするものをとりあえず近くに置いてしまうことです。そんな時におすすめなのが「とりあえずbox」。このboxを配置することで散らかることを防ぎ、時間に余裕がある時にこのboxを確認すれば、確認漏れなどもなくなります。

おもちゃはどうする?子どもが自分で片付けられる収納方法

おもちゃ箱にラベリングする手元
お子様のいる家庭で1番多い悩みが、おもちゃの収納ではないでしょうか。そこでおもちゃの収納方法を具体的にご紹介します。

①子ども自身におもちゃを選んでもらう

今遊んでいるおもちゃと最近はあまり遊んでいないおもちゃが混在しているままになっている場合、まずは今お気に入りのよく遊んでいるおもちゃを子どもに選んでもらいましょう。そうすることで、子どもが自分で選択決定する能力が身につきます。

②大きめの収納boxを用意してざっくり収納をする

子どもが自分で片付けられる事を優先し「ざっくり収納(投げ入れ収納)」にします。余裕のある大きめサイズの収納boxを用意しましょう。その際、子どもの動線や身長、目線を考えるのがポイント。ぬいぐるみやブロックなどはかごタイプの収納用品に、細かいものは引き出し式の収納用品がおすすめです。また「きょうだい共有のもの」と「個人のもの」に分けて収納場所を決めてあげるのもおすすめです。収納boxは、リビングのテイストにあったものだと統一感がありすっきりして見えます。

③分かりやすいようラベリングする

収納場所を決めたら、写真やマーク、ラベリングをし、収納場所がぱっと見て分かるようにすると子どもも自分でお片付けがしやすくなります。その際、子どもが好きなキャラクターやイラストなどにすると、子どもも進んでお片付けをしてくれるでしょう。

リビング学習をするご家庭必見!勉強道具が散らからないコツ

まず、すべての学校用品をリビングに収納するのか、または子ども部屋がある場合は子ども部屋で収納するものとリビングに収納するものを明確に分けるのかなどを子どもと一緒に考えることが大切です。

リビング学習をする場合の収納は、リビングの雰囲気に合ったできるだけ隠すタイプの収納を選ぶと統一感が出るのでおすすめです。きょうだいがいる場合は、きょうだいごとに収納家具の引き出しやファイルbox等を用意し、そこに個人の学習道具を入れます。使う際にダイニングテーブルに持ってきて、勉強が終わったタイミングで収納するというルールを作り、守るのが良いでしょう。

子どもたちの持ちものの指定席をしっかりと決めることで、床置きやちょこっと置きを防げます。

すっきりまとめる書類の整理方法

リビングが散らかる原因の上位を占めるであろう書類。必要なものとそうでないものの区別がパッと見ただけでは分からず、後回しにしてその辺に置いてしまうことが多いのではないでしょうか。そうしている間に、期限のあるものが過ぎてしまっていた......なんてことも。

それを防ぐためにもデータ化できるものや、取扱説明書などネットで検索できる紙書類は処分すると書類を格段に少なくできますよ。紙での保存が必要なものだけを保管しておきましょう。

その際、使用時期(頻度)ごとに「○○年」などで分け、ずっと保存しておく必要があるものは「家族共通」「家族の人別」にファイルに入れ、ラベリングしたファイルboxに入れることがおすすめです。前述した「とりあえずbox」のように、必ず未対応ファイルboxも用意しておき、今は時間がなくて見られないものをとりあえず入れておく場所も作りましょう。

また「新しい書類は左側に入れ、古い書類がある右側から整理する」などルールを決めることで、作業が楽にできますよ。

リビングの片付けは家事代行サービスに頼るのも手

リビングで片付けている女性
片付けのステップやコツが分かったところで、あとは時間を作って片付けるのみ!ただし、リビングはものが多いため片付けるのに時間と労力がかかってしまうのも事実です。家事や仕事、育児に忙しい人は、人の手を借りるというのも一つの手です。家事代行サービスなら、家事が得意な人が多数在籍しているので、効率よく片付けてくれますよ。

一度、収納場所や配置を整えるだけで格段と散らかりづらく快適なリビングになります。家の中で過ごす時間が長いリビング、どうせならきれいな状態を保ちたいですよね。ずっと気になっているけど後回しにしているという人にこそ、おすすめですよ!

キッズラインならリビングの片付けも依頼できる

キッズラインの家事代行なら掃除だけではなく、リビングの片付けや整理整頓も依頼することできます。中には、片付けや整理整頓に関する資格を持っている人も。快適な空間を保ちたいリビングこそ、片付けが得意な家事サポーターに依頼してすることも検討してみてはいかがでしょうか。


監修:家事サポーター 徳永いずみさん
キッズラインでの活動歴は、4年0ヶ月。整理収納を考えることが何より大好きで、やり始めたら止まらない性分。整理収納アドバイザー1級を取得し、zoomを使ったオンラインでの整理収納アドバイスも受け付けている。子育て支援員(地域保育コース)の資格も生かして、ベビーシッターとしても活動中。
徳永さんのプロフィールページはこちら 
https://kidsline.me/sitters/show/u5793882182


実施中のキャンペーン
家事代行キャンペーン

早速家事代行を依頼してみる
ユーザーバナーボタン

あわせて読みたい!家事代行ユーザーインタビュー
家事代行で心に余裕ができ、子供との時間が増えた
家事代行を体験してみたら予想以上の満足感!掃除サポートで家族がお互い優しくなった
週末、もう掃除に追われない。純粋に楽しめる時間を得られた喜び

記事一覧を見る
KIDSLINE TOPページに戻る