家の中で一番リラックスができる場所と言っても過言ではない寝室。快適な睡眠のためにシーツを定期的に洗って清潔に保てていますか?こまめに洗っているという方もいれば、 実は1ヶ月以上洗濯できていない......という方もいるのではないでしょうか。そもそも、どの頻度で洗濯をすれば清潔に保てるのか気になりますよね。

この記事では、家事サポーターとして活躍する徳永いずみさんに監修していただき、プロの目線からシーツを清潔に保つための正しい洗い方をわかりやすくご紹介します。ぜひ参考にしてみてくださいね。

9割の人が実際よりもシーツを頻繁に洗いたいと回答


キッズラインが27人に、実際にシーツを洗っている頻度と理想についてアンケートを実施しました。その結果、多くの人が理想の頻度でシーツを洗えていないことが判明。

<シーツを洗っている実態>


洗う頻度に関するアンケート
1週間以内にシーツを洗っている方が約3割。2週間以上の頻度でシーツを洗っている人が7割近くを占めていることが分かりました。

<洗っている頻度の理由>
・洗濯機が常にフル回転で、シーツを洗うタイミングをなかなか取れないから。(千葉県/40代/女性)
・本当はもっと頻繁に洗いたいけど、手間が結構かかるのでついあと伸ばしにしてしまう。(千葉県/30代/女性)
・洗ってもなかなか乾きにくく、ベッドメイクの手間と時間もかかるから。(東京都/40代/男性)
・シーツだけでなく子どもの布団など全部(洗濯5回分)洗っていて大変なのでまとめて洗っている。(千葉県/30代/女性)
・布団の衣替えのときに洗いますが、気が付くとまた次の衣替えの季節がやってきている状態......(神奈川県/40代/女性)

理由を見てみると、「面倒」「時間がかかる」「手間」といった理由が多く見られました。

続いては「もっと洗いたいと思っているのか」聞いてみました。

<本当はもっと洗いたい人が約9割>

洗う頻度に関するアンケート

アンケート結果を見てみると、約9割の人が実際よりもシーツを頻繁に洗いたいと回答しています。理想と現実には、ギャップがあることがわかりますね。

シーツを頻繁に洗わないと発生する2つのリスク


シーツはなんとなく頻繁に洗った方が良いのは理解できるものの、洗濯しないとどんなリスクがあるのか知っていますか?大きくわけて2つのリスクが潜んでいます。

①雑菌やカビ発生のリスク


人は一晩でコップ1杯ほどの寝汗をかくと言われています。しかも赤ちゃんや子どもは、体が小さいにもかかわらず汗腺の数は大人と変わらないため、大人よりも汗腺の密度が高く寝起きにはシーツがびっしょり濡れているなんてことも。寝汗が染み込んで湿った状態になったシーツをそのままにしておくと、カビが発生しやすくなりますし、カビの生えたシーツを放置しておくと空気中に浮遊したカビの胞子を吸い込んでしまい、ぜんそくやアレルギー性鼻炎などの原因にもなります。

②ダニが繁殖するリスク


人が寝ることでシーツや布団の温度・湿度が上昇し、ダニにとって住みやすい環境になります。またダニが繁殖する原因は汗だけでなく、カビや髪の毛、皮脂もエサとなるとされているので、肌の弱い方や赤ちゃんがいる家庭ではより注意が必要ですよね。特に夏場は温度・湿度共に高くなり繁殖しやすいため注意が必要です。

家事代行サービスを探してみる

シーツを洗う頻度は1週間に1回が理想

洗濯機に入ったシーツ
前述のリスクを知ると、シーツを定期的に洗って清潔に保たねば!という気持ちになりますよね。ですが目に見えて汚れることがあまりないので、どの程度汚れているかもわからず、面倒くさいという気持ちが勝ってしまうことも......。そこで、シーツを清潔に保つための洗う頻度についてご紹介します。

夏は1週間に1度、冬は2週間に1度


シーツを洗濯する理想の頻度は1週間に1度、最低でも2週間に1度の洗濯で清潔に保てるとされています。これは一般的な頻度であって、寝汗をよくかく人がいたり、ペットがいて一緒に寝ていたり、小さい子どもがいたりする場合には3日に1度の頻度で洗濯するのが良いでしょう。特に夏場は温度と湿度が上がりやすいため、1週間に1度は洗った方が良いとされています。冬場は2週間に1度を目処に洗濯できると良いですね。

シーツを洗うときの6つのポイント!おねしょの洗濯方法も


適切な洗濯の頻度がわかったところで、続いては実際にシーツを洗うときのポイントをご紹介します。

■シーツを洗う際のポイント


①洗濯前の事前準備は抜かりなく
シーツにはホコリや髪の毛、目に見えないゴミなどがたくさんついています。お子様がいるご家庭だと、おもちゃのパーツが紛れ込んでいたり、食べ物のカスがついていることもあるのではないでしょうか。
そのまま洗ってしまうと洗濯機の排水がつまる原因になります。そのため、洗濯機に入れる前には粘着カーペットクリーナーや掃除機などであらかじめ取り除いておきましょう。

②洗濯表示をチェックする
シーツの生地やメーカーによって、洗濯表示が異なります。洗濯方法や漂白、乾燥について表示されているので、確認しておくことでシーツが長持ちします。ちなみに洗濯機で洗う場合は大物コースがおすすめです。デザインによっては手洗いコースでも良いでしょう。

③色や柄ものシーツも同じ洗い方でOK
基本は白いシーツと同じ洗い方で問題ありません。ただし、お湯ではなく水で洗うことで色落ち予防になります。漂白剤を使用する場合、シーツの洗濯表示を確認し注意して洗濯しましょう。

④じゃばら折りにして洗濯ネットに入れる
他のものと一緒に洗濯する場合は、じゃばら折り(山折りと谷折りでジグザグに折る方法)にしてから洗濯ネットに入れて洗いましょう。シーツにファスナーが付いている場合は、ファスナーを閉めることも忘れずに。そのまま丸めて洗濯機に入れてしまうと、シーツの中に他の洗濯物が紛れ込んでしまう可能性があり、きれいに汚れを落とせません。ネットに入れるとシワ防止にもなります。他のものと洗わずシーツだけの場合は洗濯ネットなしでもOKです。

⑤脱水したら素早く取り出してしっかり乾燥させる
ぬれたままのシーツを放置していると、シワだけでなくカビの原因になってしまいます。清潔に保つために洗っているのに、カビが生えてしまったら本末転倒ですよね。洗い終わったらすぐに干してしっかりと乾燥させましょう。

⑥天気の良い日を選ぶ
雨の日だと室内で干すしかなく、時間がかかったり、しっかり乾燥できていなかったりすることがありますよね。きちんと天気予報をチェックして、可能であれば晴れた日に洗いましょう。

■状況別の洗い方


・おねしょ
洗面台やお風呂場で水かぬるま湯で手洗いをし、洗濯機で通常通り洗います。すぐに洗えなかった場合は漂白剤を使用して洗濯するのがおすすめです。
尿はタンパク質のためお湯で洗うと熱によって凝固し、落ちにくくなります。そのため、40℃程度のぬるま湯でできるだけ早く洗濯するのがポイントです!

・血液/経血
おねしょの場合と同じく、すぐに洗濯できる場合は水かぬるま湯で落として通常通り洗濯機で洗いましょう。日にちがたっていたり、大量に血がついていたりする場合には洗剤を加えた水かぬるま湯でつけ置きしてから通常通り洗濯します。
血液もタンパク質なので熱いお湯は避け、40℃程度のぬるま湯でできるだけ早く洗濯しましょう。

家事代行サービスを探してみる

干す場所別!シーツを効率的に乾かす方法

シーツを洗う際のポイントに続き、シーツを干す際のポイントを場所別でお伝えします。

■部屋干し


浴室乾燥機能付きの浴室で干すのがベストです。浴室乾燥機能付きの浴室がない場合も、バスルームに突っ張り棒をつけて換気扇を回し、除湿器や扇風機、サーキュレーターなども併用すると良いでしょう。
浴室で干す事が難しい場合は、リビングでエアコンをつけて干すのがおすすめです。エアコンの除湿機能や除湿器、扇風機、サーキュレーターなどを併用すると乾きやすいですよ。突っ張り棒などがあれば1枚丸々干せますが、スペースの問題で難しい場合はピンチハンガーでジグザグにN字干し。もしくは物干しスタンドで2本のバーにM字干しにしましょう。

■外干し


干すスペースがあり、物干し竿に1枚干せる場合は、布を重ねないように干すのがベストです。スペースがあまりない場合は、ピンチハンガーやハンガーを上手に使って干しましょう。

<知っていると得するお天気事情>

◎晴天で風もある日はよく乾きます。
〇曇りでも風があれば乾きます。
〇風がなくても晴れていれば乾きます。
△風がなく曇っていると時間がかかり乾きにくいです。


■乾燥機

丸めて乾燥機にかけるのではなくじゃばら折りに畳んで入れましょう。可能であれば、他の洗濯ものは入れずにシーツだけで乾燥させるのがベストです。また、家庭用の乾燥機だと時間がかかるので、乾燥だけはコインランドリーを使用するのもおすすめです。

頻繁に洗えない場合はどうする?シーツを清潔に保つ方法


くしゃっとしたシーツ
ここまで読んでいただいた方は、きっと今すぐにでもシーツを洗いたい!と思ってくださった方も多いはず。ですが、実際には家事や子育て、仕事に忙しくて頻繁に洗えない場合も多いのではないでしょうか。そんな方のために、頻繁に洗えない場合のシーツを清潔に保つ方法をご紹介します。

■毎日できる対応策


・起きたらすぐに掛け布団をめくって換気する
・除湿シートを使用する
・汗をかく子どもの場合、バスタオルなどを敷きバスタオルを毎日洗う
・粘着カーペットクリーナーをかけて表面の汚れを落とす
・除菌・消臭スプレーをかける

・室内にて布団干しに布団をかけて湿気を取る(布団干しバーがなければ椅子2脚などで代用可能)
・マットレスの場合は立てかけて、寝具の裏側も通気をする(除湿機の使用もおすすめ)
・布団乾燥機を使用する
・寝室自体をこまめに掃除する(ホコリ取り、掃除機かけ、フローリングワイパーなど)
・替えのシーツも用意しておき、ローテーションをする


※忙しい場合は太字箇所を優先して行い、週末など少し時間がある時にその他を行うなど自分を追い込まないルールで行いましょう。

■定期的にできる対応策


①天候が原因で洗えない場合
梅雨の時期などは、室内でもなかなか乾きづらいですよね。そんな場合は、コインランドリーを使用するとしっかりと乾燥することができるのでおすすめです。洗濯にかかる時間を大きく節約できますよ。

<コインランドリーを使用するメリット>

・洗濯時間と手間を節約できる
・シーツだけでなく、他の衣類や寝具もまとめて洗濯できる
・雨の日でも洗濯できる


②時間がなくて洗えない場合
家事に子育て、仕事などで忙しく、なかなか時間を確保できないという人も多いですよね。そんな場合は、自分の時間や家族との時間を削って無理に自分で洗おうとせず、家事代行のサービスを利用するなど他の人に頼るのもおすすめです。シーツは取り外し、洗濯、乾燥、取り付けとなかなか時間と手間がかかります。

家事の一部を人に頼るのは、はじめはハードルが高いかもしれませんが、自分の時間を大切にしながらシーツを清潔に保つためには、一度依頼してみても良いかもしれません。

家事代行サービスを探してみる

キッズラインならシーツの洗濯も依頼できる

女性がシーツを整えている様子
キッズラインの家事代行なら料理や掃除だけではなく、シーツの洗濯やベッドメイクも依頼することできます。毎日使うシーツだからこそ、洗濯が得意な家事サポーターに依頼して清潔な状態を保ちませんか?

もちろんシーツの洗濯だけでなく料理や掃除も依頼できるので、まとめてお願いするのもおすすめです。依頼内容をその都度変更ができるので、その時に人の手を頼りたい箇所の家事を依頼してみてくださいね。

家事代行サポーターは全国におり、サポーターによって得意な家事や時給が異なるため、合う人を探してみてください。事前に登録しておくと、お願いしたいときにすぐに依頼できますよ。

家事代行サービスを探してみる


監修:家事サポーター 徳永いずみさん
キッズラインでの活動歴は、4年2ヶ月。整理収納を考えることが何より大好きで、やり始めたら止まらない性分。クリンネスト1級と整理収納アドバイザー1級を取得し、zoomを使ったオンラインでの整理収納アドバイスも受け付けている。子育て支援員(地域保育コース)の資格も生かして、ベビーシッターとしても活動中。
徳永さんのプロフィールページはこちら 
https://kidsline.me/sitters/show/u5793882182


実施中のキャンペーン
家事代行キャンペーン

家事代行キャンペーン

早速家事代行を依頼してみる
ユーザーバナーボタン

あわせて読みたい
リビングを簡単に片付けるコツと収納術
片付けはどこから手を付けるべき?整理収納アドバイザーが教える正解ルート
コツを掴めば子どももできる!子どもが整理収納できるようになる方法

記事一覧を見る
KIDSLINE TOPページに戻る